スイセンの丘
大阪府唯一の村として何かと話題の南河内郡千早赤阪村ですが、近年知名度の上がっている村の観光地といえば、日本の棚田百選にも選ばれている「下赤阪の棚田」と冬の“花見”に最適な「スイセンの丘」ではないでしょうか。これらは比較的訪れやすくインスタ映えもしそうです。
昨年、2020年(令和2年)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中に広がり、日本国内でも旅行・観光で出かける人は大幅に減り、様々なイベントが中止されましたが、南河内も例外ではありません。そして、現在も不要不急の外出などは自粛が求められています。
というわけで、不要不急の外出ではなく普段の行動範囲内(ほぼ南河内)の情報として、千早赤阪村スイセンの丘の2020~2021年シーズン開花情報をお届けします。当記事の現地写真は基本的に2021年(令和3年)1月2日に撮影したものです。
スイセンの丘(千早赤阪村) |
スイセンの丘は千早赤阪村の北部、楠公誕生地をはじめ資料館やくすのきホールが隣接する道の駅ちはやあかさかから200mほど南にある小高い丘のことです。こちらは1999年(平成11年)に植えられた約5万本のニホンスイセンの白い花が一面に咲き誇る、文字通り「スイセンの丘」となっており、例年1月~2月中旬頃にかけて見ごろを迎えます。
この丘の上には奉建塔(ほうけんとう)と呼ばれる大きな石の塔があり、近くのバス停の名前にもなっています。また、春になるとこの奉建塔周辺は桜の名所としても知られています。
2021年のスイセンは?
2018年~2019年にかけては早い段階から多くのスイセンが咲き乱れる見ごたえのあるシーズンでしたが、2019年~2020年にかけては例年よりかなり花が少ない状態のままシーズンが終わった印象でした。
2021年の年明け早々、スイセンの丘を見てみると...
下の道路から |
昨シーズンのことを思うと、まずまずの咲き始めといったところではないでしょうか。2週間ほど前に通りがかった時よりは結構花が増えているようです。
少し上った所 |
大阪平野(の一部)を望む |
令和3年のスイセン |
今シーズンはこれからまだまだ咲きそうな感じもしますので、お近くの方は密にならない程度に気を付けてお越しください(緊急事態宣言発出時などを除く)。
1月12日の様子 |
1月12日 |
午前中は大阪の平野部でも少し積雪のあった1月12日(火)の千早赤阪村は広範囲で雪化粧となっていましたが、スイセンの丘付近は早めに解けていました。スイセンの開花状況は上旬とそれほど変わっていないようでした。
アクセス
車で行くには、前述の道の駅ちはやあかさかを利用します。駐車場・見学無料。道の駅ちはやあかさかへは、大阪、富田林方面からは国道309号を奈良(御所)方面へ。道の駅かなんを越え「神山南」交差点を右折します。2kmほど道なりに進むと大きく右にカーブしているので、その先を右折(看板あり)、約200m先を右折すると少し先の左側にあります。
奈良県御所市方面からは、国道309号で水越トンネル(水越峠)を越え大阪方面へ。「水分」バス停のある分岐(公衆電話などあり)を左に入り、建水分神社の前を通って300m弱で再び分岐があるので左に。約200m先を右折すると少し先の左側に道の駅があります。
公共交通機関では、近鉄長野線「富田林」駅より金剛バスで「奉建塔前」バス停下車すぐです。なお、道の駅には隣の「楠公誕生地前」バス停が便利です。
●千早赤阪村観光案内 スイセンの丘 →http://www.chihayaakasaka.org/spot/suisen.html
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