長野線鉄道高架化工事
大阪府富田林市北部の粟ヶ池(あわがいけ)付近にて進められている、近鉄長野線の鉄道高架化工事の懐かしい現地写真集の第2弾です。
2017年(平成29年)9月と10月の写真を掲載した前回の記事から1年近く経ってようやく“続き”の記事ということになります(笑)。
●前回の記事はこちら →近鉄長野線鉄道高架化工事(富田林市) 1
●続きの記事はこちら →近鉄長野線鉄道高架化工事(富田林市) 3
近鉄長野線鉄道高架化工事(富田林市) |
南河内地域の交通ネットワークの強化と周辺道路の渋滞緩和などを目的として建設が進められていた「美原太子線粟ヶ池バイパス」が2019年(令和元年)8月7日(水)に開通しましたが、途中に線路があるため現在バイパスは暫定的に踏切で交差することになっています。
そこで、同踏切を除去するため鉄道を高架化する工事が行なわれています。
現時点、つまり2021年(令和3年)7月の段階では高架橋の外見もかなり完成に近づいているようですが、今回は2018年(平成30年)の様子を振り返ります。
工事の様子
2018年4月
まず、粟ヶ池の北側、国道170号(旧道)の「桜井」交差点と国道170号(外環状線)「宮前」交差点間にある踏切道喜志第二号周辺の写真です。この道路は粟ヶ池の北堤上にあり、西側の丘にある美具久留御魂神社の参道も兼ねています。
踏切道喜志第二号東側から南 |
従来の線路の跡地に造られる高架橋の建設に先立って、仮線が線路の東側、つまり池側に敷設されるので、池の西岸を埋め立てています。
粟ヶ池北西角 |
粟ケ池には流入する自然の河川は無く、遠く石川の上流からの人工の水路(深溝井路)が唯一の流入経路になっているようで、その流入する箇所が粟ヶ池北西角(踏切道喜志第二号の南東)にあります。
仮線予定地(南) |
従来の線路(南) |
仮線予定地(北) |
従来の線路(北) |
この当時、まだ電車は従来の線路を走り、踏切もそのままでしたが、仮線が敷かれる用地がかなり出来上がっていました。
北東から見た粟ヶ池大橋 |
一方、粟ヶ池バイパスと粟ヶ池に架かる粟ヶ池大橋はまだ未開通で工事がストップしたままでした。
粟ヶ池大橋東詰より |
当時橋にはセンターラインどころか欄干も無く...
南東から見た粟ヶ池大橋 |
この頃は粟ヶ池共園の遊歩道から建設途中の橋を間近に見ることができました。
2018年5月
続いて、2018年5月の踏切道喜志第四号周辺です。
踏切道喜志第四号から北 |
踏切道喜志第四号は国道170号(旧道)の「ファミリーマート 富田林中野町一丁目店」のある交差点と、「マクドナルド 外環富田林店」や「ガスト 富田林店」のある国道170号(外環状線)「南旭ヶ丘」交差点の間にあります。
しまむら裏の仮線予定地 |
高架橋が完成すると、古市方面からの列車は喜志駅を出てすぐ高架を上り、美具久留御魂神社の参道や粟ヶ池バイパスを跨ぎますが、すぐに踏切道喜志第四号の手前(北側)で地上に降りてくることになります。
というわけで、高架化工事中は「しまむら 富田林店」の裏(東側)付近で仮線から従来の線路に戻ることになります。この当時は線路東側の田んぼを一部埋め立てています。
続きの近鉄長野線鉄道高架化工事の現場周辺の様子は、近日中?に記事にしていく予定です。
●喜志駅周辺の様子はこちら →【南河内探訪】喜志駅周辺なんもない...こともなさそう(富田林市)
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