長野線鉄道高架化工事
大阪府富田林市の北部にある粟ヶ池(あわがいけ)付近では、永らく近鉄長野線の鉄道高架化工事が進められていましたが、遂に高架橋が完成し、今後線路の切り替えなどが順次行われていくようです。2022年(令和4年)5月には高架橋の見学会も開催されましたので、懐かしい現地写真集の続きを久々に...(笑)
というわけで今回は第3弾で2018年(平成30年)8月と11月の写真を掲載します。
●前回の記事はこちら →近鉄長野線鉄道高架化工事(富田林市) 2
近鉄長野線鉄道高架化工事(富田林市) |
一連の事業は近鉄長野線の喜志駅と富田林駅の間、宮町・粟ヶ池町付近の国道170号(外環状線)東側で行われています。南河内地域の交通ネットワークの強化と周辺道路の渋滞緩和などを目的として建設が進められていた粟ヶ池大橋を含む「美原太子線粟ヶ池バイパス」が2019年(令和元年)8月7日(水)に開通しましたが、途中に近鉄長野線の踏切があるため、鉄道を高架化して踏切を撤去するための工事とのことです。
●喜志駅周辺の様子はこちら →【南河内探訪】喜志駅周辺なんもない ... こともなさそう(富田林市) ・実際の駅周辺レポート
現地の様子
2018年8月
前回の記事の最後は2018年5月時点の写真で、したが、同年8月の段階では仮線の用地を整地している段階のようでしたが、今回は仮線にも線路が敷設されつつある、という状態でした。
まずは、美具久留御魂神社参道を兼ねる粟ヶ池北堤上の道路にある踏切道喜志第二号から。
南側の仮線予定地 |
仮線予定地には既に下り線のレールが敷かれていました。
南側の本線 |
旭ヶ岡駅跡 |
踏切の周辺にはかつて旭ヶ岡駅(その前は宮ノ前停留場とも)がありましたが、1945年(昭和20年)6月1日に休止となり、1974年(昭和49年)7月20日に正式に廃止されました(美具久留御魂神社の記事も参照)。
北側の本線 |
そして、喜志駅のある北側を見ます。
北側の仮線 |
北側も下りの仮線がほぼ出来ているように見えます。
次に500mほど南、国道170号(旧道)の「ファミリーマート 富田林中野町一丁目店」のある交差点と、「マクドナルド 外環富田林店」や「ガスト 富田林店」がある国道170号(外環状線)「南旭ヶ丘」交差点を結ぶ道路へ。
しまむらの裏手 |
この道路には踏切道喜志第四号がありますが、高架化はこの踏切の北側までなのでこの踏切は残ります。この踏切から北(しまむらの裏手)を見ると、まだレールは本線しか見えませんでした。
2018年11月
次に、約3ヶ月後の11月の写真を。
喜志第二号踏切から北を望む |
まず、美具久留御魂神社参道を兼ねる道路の踏切(喜志第二号)付近の写真ですが、既に下り線が仮線に切り替わっていることがわかります。
東側から見た工事現場 |
しまむらの裏手 |
踏切道喜志第四号から北側をみると、しまむらの裏付近で下り線が仮線から元の本線に戻っているのが見えます。
この続きはいずれ...“見学会”までまだしばらくかかりそうです(笑)。
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