【コミュニティバス】太子町コミュニティバス(太子町)

太子町コミュニティバス

南河内の各自治体が運行するコミュニティバスの調査第6弾は、南河内エリアの東部に位置し、大和国(奈良県)へと通じる日本最古の官道「竹内街道」が通る大阪府南河内郡太子町のコミュニティバス「太子町コミュニティバス」について調べてみました。

なお、以前に調べた南河内のコミュニティバスとしては、富田林市の「レインボーバス」、河南町の「カナちゃんバス&やまなみタクシー」、大阪狭山市の「大阪狭山市循環バス(さやりんバス)」、河内長野市の「モックルコミュニティバス」、松原市の「市内公共施設循環バス ぐるりん号」があります。

太子町コミュニティバス(太子町)
太子町コミュニティバス(太子町)

太子町の運行する「太子町コミュニティバス」は、南河内でも比較的新しいコミュニティバスで、町立総合福祉センターから太子町役場を経由して畑南までの路線を運行しています。

各自治体により運行されるコミュニティバスといえば、ご当地キャラクター(ゆるキャラ)がフィーチャーされることが多く、南河内郡太子町なら「たいしくんバス」などの名称が期待されるところですが、今のところ「太子町コミュニティバス」という無難なネーミングのようです(笑)。


太子町コミュニティバスの歴史

太子町コミュニティバス号、2020年(令和2年)6月1日から町の「地域公共交通運行計画」に基づき運行されています。

太子町では2017年度に太子町地域公共交通検討委員会を立ち上げ「太子町地域公共交通基本計画」を定めました。翌年度には委員会を太子町地域公共交通会議に改組し、「太子町地域公共交通網形成計画」を策定。さらに2019年度には「太子町地域公共交通網形成計画」を基本に地域公共交通の再編を進め、「太子町地域公共交通運行計画」を仕上げるに至りました。

運行について

太子町コミュニティバスの路線は、北部の春日にある町立総合福祉センターから中心部にある太子町役場を経由し、南部の太子カントリー倶楽部に近い畑南までを結んでおりバス停は全部で20か所あります。

太子町コミュニティバス(太子町)
太子町のバス路線図

現時点では上ノ太子駅や喜志駅方面への路線はないようです。なお、当初のコミュニティバスの運行は「実証運行(社会実験)」ということで、利用者が極端に少ないバス停の廃止や、利便性を考慮したバス停の移動も今後ありえるようです。

運行車両は太子町立総合福祉センターバス車両であったマイクロバス(乗車定員26人)1台で、運行主体は太子町ですが実際の運行業務は交通事業者に委託しています。

太子町コミュニティバス(太子町)
バスの乗り方案内

太子町コミュニティバスは全日運行されており(年末年始等は除く)、運行時間帯は午前6時台~午後7時、運行間隔は1時間に1~2本程度となっています。土日祝日は町立総合福祉センターが休館のため、町立総合福祉センターまでの運行はありませんが、道の駅「近つ飛鳥の里・太子」まで運行されます。

太子町コミュニティバス(太子町)
金剛バスとコミュニティバスの停留所

太子町コミュニティバスの乗り方は路線バスとは違い、①バス乗車時に行き先を運転手に伝え、②先に運賃箱に運賃を支払います。

なお、2020年6月1日からの太子町コミュニティバス運行開始にあわせて、富田林市と南河内郡(太子町、河南町、千早赤阪村)で営業している金剛バス(金剛自動車株式会社)も太子町内において新規路線の運行を開始している他、バス停留所が新たに設置され、一部停留所の名称変更や移動も行われました。


太子町コミュニティバス(太子町)
予約形集合ワゴン(2019年7月)

なお、太子町では2014年(平成26年)から65歳以上の人を対象とした予約型乗合ワゴンの試験運行を行なっていました。

その他、太子町コミュニティバス・金剛バスなどの路線、乗り方、乗り継ぎ方など詳細は太子町公式ホームページを参照してください。

●太子町ホームページ 太子町を走るバスの路線図・時刻表 2020年6月~(PDF) →https://www.town.taishi.osaka.jp/material/files/group/1/taishichoubasujikokuhyounado.pdf

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