大阪狭山市循環バス
南河内の市町村が運行しているコミュニティバスについては、以前に富田林市の「レインボーバス」、河南町の「カナちゃんバス」と「やまなみタクシー」について調べてみましたが、今回は日本最古のため池「狭山池」で有名な大阪狭山市の「循環バス」について調べてみました。大阪狭山市循環バス(大阪狭山市) |
大阪狭山市のコミュニティバスは、オレンジ色の車体に市の公式マスコットキャラクター「さやりん」を大きくあしらった、とても明るくて可愛らしいバスです。これはどう考えても「さやりんバス」かと思いきや、市のホームページなどを見ても「循環バス」というやや質素な名前になっているようです。
●河内長野市の「モックルモックルコミュニティバス」については →【コミュニティバス】モックルコミュニティバス(河内長野市)
循環バスの歴史
大阪狭山市内を移動しているとよく見かける循環バスですが、運行が始まったのが2001年(平成13年)です。この年には、狭山池のダム化工事完了し、大阪府立狭山池博物館も開館しています。当初はグリーンをベースに花柄の塗装でしたが、2015年(平成27年)10月1日から現在のオレンジ色をベースに桜の花とさやりんをあしらった新型車両になりました。この新型車両のラッピングデザインは「市民の情熱を表す赤色と、希望を表す黄色を混ぜたオレンジ色と、市のマスコットキャラクターさやりん」という意味があるそうです(市ホームページより)。
利用者は2017年(平成29年)度で約38万人との情報も。
2016年の狭山池築造1400年記念ラッピング |
運行について
大阪狭山市の循環バスの運行は、南海バスの泉北営業所が委託されています。南海高野線「大阪狭山市」駅に近い市役所を起点に、南回り、ニュータウン回り、西・北回りの3路線あり、その内、西・北回り路線には右回りのAコースと、左曲がりのBコースがあり、計66便を運行しています。循環バスの路線は大阪狭山市内をほぼ網羅しており、バス停は500m以内に設置されているそうで、市役所や公共施設、医療機関、観光名所などへのお出かけに便利です。基本的に1時間間隔なので、1つのバス停につき毎時、同じ時刻(分)にバスが来ます。
パソコン・スマートフォン・携帯電話から、循環バス各ルートの現在位置、各停留所の時刻表、市内施設に行くには、どのバスに乗れば良いかを検索出来る他、積雪や交通事故等でのダイヤの大幅な乱れや運休等の最新状況を知ることが出来ます。
●大阪狭山市循環バス運行情報サイト(PC、スマートフォン) →https://loc.bus-vision.jp/jyunkanbus/view/searchDistrict.html
●大阪狭山市循環バス 運行情報サイト(携帯電話版) →https://loc.bus-vision.jp/jyunkanbus/view/mobile/searchDistrict.html
市役所隣のバスターミナル |
運賃について
- おとな(中学生以上) 100
- こども(小学生) 50円
- 同伴する幼児(1歳以上6歳未満)については、1人は無料で2人目からはこども運賃が必要。
- 幼児が1人で乗車する場合は、こども運賃が必要。
- 身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者は、おとな50円、こども30円で利用できます(手帳の呈示が必要)。
- 身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者とともに乗車する介護者は、1人までおとな50円で利用可。ただし、障がい者手帳に介護者要と記載されている障がい者の介護者に限ります。
- 「なんかいバスカード」、南海バスICカード「なっち」は利用できません。
- 「スルッとKANSAI対応磁気カード」は2018年(平成30年)1月31日をもって利用できなくなりました。
さやりんをフィーチャー |
●大阪狭山市ホームページ 循環バス →http://www.city.osakasayama.osaka.jp/kurashi_tetsuzuki/doro_kotu/junkanbasu/index.html
●交通系ICカードの利用について →http://www.city.osakasayama.osaka.jp/kurashi_tetsuzuki/doro_kotu/junkanbasu/1424156701983.html
「さやかホール」バス停 |
大阪狭山市の循環バスは、市役所やさやかホールといった公共施設はもちろん、市内にある南海高野線の各駅や、大阪府立狭山池博物館、市民ふれあいの里などにも安く移動できるので観光にも便利かと思われます。
バス停の路線図と時刻表 |
なお、当ページの写真は、注釈の無いものは2018年4月に撮影したものです。
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