河南町のコミュニティバス
南河内の市町村でもコミュニティバスを運行している自治体は多数あり、以前は富田林市の「レインボーバス」をご紹介しましたが、今回はそのお隣、河南町の「カナちゃんバス」と「やまなみタクシー」について調べてみました。カナちゃんバス(河南町) |
大阪府南河内郡の河南町では、コミュニティバスの「カナちゃんバス」と、その補助的な「やまなみタクシー」を運行しています。
●大阪狭山市の循環バスについては →【コミュニティバス】大阪狭山市循環バス(大阪狭山市)
●河内長野市の「モックルモックルコミュニティバス」については →【コミュニティバス】モックルコミュニティバス(河内長野市)
カナちゃんバスの歴史
河南町をはじめ、太子町や千早赤阪村といった現在の南河内郡内では、町村内の施設や最寄り駅などへの移動は金剛バスが便利ですが、全域を網羅しているわけではありません。そこで河南町では町内の買い物や通院、公共施設などへの移動手段として「やまなみバス」を運行していましたが、こちらは2016年(平成28年)1月31日(日)に廃止。同年2月2日(火)からカナちゃんバス、及びやまなみタクシーの実証運行を開始しました。2017年(平成29年)2月には運行内容の一部を見直し、2019年(平成31年)3月時点では乗車人数も実証運航開始時の倍以上となています。
運行について
「みんなで育てる地方公共交通をめざして」運行されるカナちゃんバスは、河南町内の役場や公共施設はもちろん、道の駅かなんやスーパーなどの商業施設、弘川寺に壹須何神社(一須賀神社)、鴨習太神社、金山古墳、近つ飛鳥風土記の丘といった観光スポットへの移動に便利です。当然ながらカナちゃんバスのネーミングの由来は河南町の公式イメージキャラクター「カナちゃん」です。
利用概要 |
カナちゃんバスは循環バスで、町役場近くの健康福祉センター「かなんぴあ」を乗り継ぎ拠点として、北部路線と南部路線の2路線が毎日運行されています(年末年始を除く)。
また、カナちゃんバスが通らないエリアにはやまなみタクシーの山手路線が設定されており、こちらも、平石、持尾などを通るAと、河内、青崩などを通るBの2路線あります。なお、やまなみタクシーは火・水・木・金曜日に1日4便が運行となっています(年末年始を除く)。
運行ルート |
カナちゃんバス、やまなみタクシーとも鉄道駅には接続していませんが、起終点のかなんぴあ、町役場、東山、寺田、大ヶ塚、大宝3丁目、神山、河内などで金剛バスとの乗り換えが出来ます。逆に言うと、近鉄線の駅から金剛バスに乗り、これらのバス停で降りるとカナちゃんバスややまなみタクシーに乗りやすいということで、観光などにも便利です。
運賃について
運賃については、カナちゃんバス・やまなみタクシーともに距離に関係なく1回の乗車ごとの料金となっています。- 大人(中学生以上)1回 100円
- 小人(小学生以下)1回 50円
- 幼児(1歳から就学前まで)は同伴者1人につき1人まで無料
- 乳児(1歳未満)は無料。
※支払いは現金のみ。カナちゃんバスでは両替できません。
また、障がい者割引(手帳提示で半額)がある他、終点である「かなんぴあ」バス停では、異なる路線のカナちゃんバス、及びやまなみタクシー間の相互乗継が無料となっています。乗継を希望の場合は、降車の際に運転手に申し出て乗継券をもらう必要があります。乗継券は当日のみ有効で、金剛バスへの乗り換えでは利用できません。
カナちゃんバス
カナちゃんバスは北部循環と南部循環の2路線で、それぞれ定員28名となっています。カナちゃんバス(南部循環) |
カナちゃんバス(北部循環) |
バス停は2018年(平成30年)3月頃に、カナちゃんのイラスト入りで大きく見やすいものに更新されました。
南6 中村停留所(旧型) |
バスとタクシーのオークワ停留所(現在は移動) |
やまなみタクシー
やまなみタクシーもAとBの2路線で、それぞれ定員は4名となっています。山手B11 青崩東停留所 |
カナちゃんバス、やまなみタクシーの詳しいルートや時刻表などは、河南町ホームページからご確認ください。
●河南町ホームページ 地域公共交通利用ガイド →http://www.town.kanan.osaka.jp/kakukanooshirase/somubu/somuka/oshirase/comibus/1451962323465.html
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