セブン&アイの発表
大阪府松原市天美東に建設中のセブン&アイによるショッピングモールは、当初2020年(令和2年)秋とされた開業予定が諸事情により延期されていましたが、このほどセブン&アイ・ホールディングスから2021年(令和3年)秋にグランドオープンする予定であることが発表されました。
また、一部で使われていた「アリオ松原」や、公式に「松原天美ショッピングセンター」という仮称で呼ばれていた施設名も「セブンパーク天美」と決定されました。
ということで、開業までおよそ半年となった現地の様子を(外から)見学してきました。写真は2021年4月上旬撮影。
セブンパーク天美(松原市) |
●2021年11月上旬時点の記事はこちら →【開店情報】セブンパーク天美(松原市) 第6弾 ・2021年11月上旬撮影の開業直前の様子
●前回(昨年10月時点)の記事はこちら →【開店情報】(仮称)松原天美ショッピングセンター(松原市) 第4弾 ・2020年秋の開業はちょっと...
SEVEN PARK AMAMI
昨年秋の時点で外壁に「SEVEN PARK」らしき文字が確認できたことから名称は「セブンパーク 松原」になると噂されていました。セブンパークといえば“ショッピングと遊びがひとつになった、新体験「PARK」”として現在千葉県柏市に「セブンパーク アリオ柏」が開業していますが、松原の施設は関西初のセブンパークとなります。
株式会社セブン&アイ・ホールディングスの2021年3月31日付ニュースリリース「大阪府松原市に新しく『セブンパーク天美』が誕生 2021年 秋 グランドオープン!!」によると、セブンパーク松原について「『人が行き交い、賑わいあふれた、持続可能な複合拠点都市の実現』をまちづくりコンセプトとした、松原市天美東土地区画整理事業により開発された区域に、売場面積約4.5万平方メートルの商業とエンターテイメントを融合した複合施設をオープンいたします。」とあります。
また、「『天美エリアから遊び心のあるあたらしさを発信したい』との想いから、名称を“セブンパーク天美”と決定致しました。セブンパーク天美では、『LIVE STADIUM~普段の暮らしに・感動・興奮・驚きを~』をコンセプトに、バーチャルな世界を融合させた“リアル”の感動や喜びを提供してまいります。」とあることからショッピングやフードだけでなくエンタテインメントにも重きを置いた施設になることがわかります。
以前と同じ?建設計画の概要 |
セブン&アイ・ホールディングスの発表や松原市のフェイスブック、現地掲示物などから現時点で判明している施設内容は以下の通りです。
敷地面積67212.29㎡、延床面積約118000㎡、売場面積約45000㎡で建物は5階建て。建物は1階~3階が店舗で、4階・5階、屋上階が駐車場。駐車場は平面駐車場と立体駐車場合わせて収容台数約2100台、駐輪場は1100台となっています(駐車場の内176台分はシネコン用?)。
核テナントと思われる食品スーパーとしては「ライフ」がセブン&アイグループのショッピングセンターでは初めて入るようですが、他にも話題のテナントを含め約200店舗が出店予定となっています。
また、現在の南河内には無い映画館として「TOHOシネマズ セブンパーク天美」も入ります。TOHOシネマズセブンパーク天美は10スクリーン、約1600席を持つシネマコンプレックスで、非日常的な空間を意識した施設設計と最新設備の導入を計画中とのこと。ハリウッド大作から邦画、アニメ、アート作品などバラエティに富んだラインナップの映画の他、コンサートや演劇のライブビューイング(生中継)にも対応する予定だそうです。
そして、セブンパーク天美の目玉となる吹き抜けのメインホールには、1階から3階までの高さを誇る、4K対応の約520インチ大型LEDビジョンを設置。さらに、ライブハウス並みの映像・音響・照明設備を備えた2000人収容可能なステージも用意されており、様々なイベントを実施することが可能となるようです(イベントスペースは複数あるようです)。
環境面では、グループ初となる国土交通省補助事業「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」にも採択された施設として、太陽光発電やバイオガス発電による再生可能エネルギーの活用や建物の壁面緑化、井戸水の利用などを行う他、災害発生時にはセブンパーク天美と松原市が協働し、約2100台収容可能な駐車場を活用するなど、分散避難や迅速な地域救援活動に寄与する取り組みが期待されています。
現地の様子
前回の記事の今年3月の段階では鉄骨が組みあがりつつある、という状態でしたが、現在はかなり建物らしくなってきました...が、どうも11月、いや年内オープンには間に合いそうにない気が...以下、公式に発表されたグランドオープンまであと約半年...という2021年4月上旬の現地の様子です。
東側からの遠景 |
建物の裏側に当たる国道309号方面、つまり東側から見ると外見はほとんど完成しているようで、東側側面を南から北に上る長いスロープが見えます。
北東角 |
立体駐車場のスロープは建物の北側にもあります。
北西角 |
府道26号大阪狭山線と府道179号住吉八尾線が接続する「天美東四」交差点のある敷地の北西角には「SEVEN PARK」の看板が付きそうな予感です。
西側から |
敷地の西側は平面駐車場となっています。
西側の用水路 |
西側の府道26号との間には用水路が流れていますが、橋が架けられ入口と出口が一ヶ所ずつ設けられるようです。
ウエルシア前から見た南西側 |
敷地の南西側には駐輪場などの他に、遊具のある公園のようなスペースも出来るようです。
南東側より |
(仮称)松原天美ショッピングセンター改めセブンパーク天美の建物や駐車場はほぼ完成しているようで、周囲の植樹などが行われていました。後はテナントが入って秋のオープンを待つのみ...となったようです。
なお、松原市では(仮称)イオンタウン松原新堂(ハンズマンも出店予定)や大堀の道路休憩施設の建設工事も進んでいます。
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