【南河内探訪】滝谷公園(富田林市) ・滝谷不動尊や春日神社にも近い桜の名所

滝谷公園

滝谷公園(たきだにこうえん)は、大阪府富田林市彼方(おちかた)にある公園です。その名からもわかる通り、富田林市の南部にあって日本三不動の一つにも数えられる瀧谷不動明王寺(滝谷不動尊)の近くにある公園で、隣にはＮＨＫ２０２０年度後期連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」のロケにも使われた春日神社(彼方春日神社)も鎮座しています。

滝谷公園(富田林市)

小さな山(丘)に造られた公園なので軽い登山を味わえる滝谷公園ですが、桜の名所としても知られており毎年春には多くの花見客で賑わいます。

概要

滝谷公園は富田林市内を南から北に流れる石川の右岸(東岸)、滝谷不動尊や春日神社のある丘陵地の一角に造られた公園で、すぐ北隣は春日神社の境内に接し、少し東に滝谷不動尊があります。

富田林市のホームページなどの情報によると、滝谷公園は駅や国道からもアクセスしやすい小高い丘全体が公園になっており、頂上へ向かう遊歩道を散策しつつ自然を楽しめます。園内には所々に広場がある他、ベンチや遊具、トイレなどが設置されています。

滝谷公園案内図

頂上までは比較的簡単に登れ、見晴らしの良い広場からは周辺の景色を楽しめますが、滝谷公園の一番の見所はなんと言っても春の桜で、その数なんと５００本とも。毎年桜のシーズンになると公園全体が淡いピンクで覆われる様子から富田林随一の桜の名所ともいわれています。

毎年３月下旬頃からは花見提灯が点灯し、桜の開花期間は夜間ライトアップにより夜桜を楽しむことができます。また、４月上旬にはコンサートなども催される「桜まつり」が開催されます。

※令和３年(２０２１年)度の滝谷公園桜まつりは新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となりました。

周辺の桜の名所としては富田林市の石川のさくら堤や河南町の弘川寺なども有名です。

公園の施設や風景

近鉄の滝谷不動駅から国道１７０号(旧道)を越え、府道２０２号森屋狭山線を東に進みます。石川を渡り滝谷不動尊に向かう坂をしばらく上っていると坂の途中に「←滝谷公園」の看板見えるので、その角を曲がります。この角のそばには滝谷公園前バス停や春日神社の社号標もあります。

池の向こうの滝谷公園

春日神社の南側参道でもある道を、右手に溜池を見ながら進むとすぐに桜の木で覆われた丘が見えてきます。

西側出入口

程なく滝谷公園のメインと思われる西側の出入口に到着します。園内の案内マップがありますが、かなり風化して見づらいです。

なお、先ほどの府道を少し滝谷不動尊方面に進むと公園南側から出入りできる池と池の間の道もありますが、こちらは細いです。

麓のトイレ

公園西側の入口の左手(北)には麓のトイレがあります。

麓のちびっこ広場

トイレ前からさらに道を奥に進むとベンチなどが置かれた「ちびっこ広場」があります。ここから公園に入らずにさらに道を進むと春日神社があります。

散策路

先ほどの西側出入口に戻り、散策路を進みます。なお、散策路はほぼ上り坂です。

花の広場

少し上ると平坦な場所に出ます。こちらは「花の広場」というようです。

園路と桜と汐ノ宮方面

さらに坂道を上ります。この辺りの桜は入口付近より少し咲くのが遅いようです。

ふれあい広場(西側)

花の広場から少し頑張ると頂上の「ふれあい広場」に到着です。麓の入口からの所要時間は１０分ほどでしょうか。

西側から見たふれあい広場

ふれあい広場は結構広く、遊具や東屋もあります。

上の写真の撮影時は、この辺りの桜はまだ咲き始めといった感じでしたが花見客もちらほらと。

ふれあい広場(東側)のトイレ

ふれあい広場を奥(東)の方へ進むと頂上のトイレがあります。

南側の嶽山を望む

ふれあい広場の木々の間からは、遠くからでも目立つ富田林のランドマーク？ＰＬの塔(大平和祈念塔)や、龍泉寺や咸古神社のある嶽山など富田林の遠景を臨むことが出来ます。

広場東側のトイレの横の道をさらに進み分岐を右に曲がり下っていくと、前述の公園南側の池と池の間を通って府道に出られます。

●富田林市公式サイト　滝谷公園(桜)　３６０度パノラマビュー　→https://www.city.tondabayashi.lg.jp/site/panorama/27042.html

アクセス

近鉄長野線「滝谷不動」駅改札から南に進み、踏切を渡って１００ｍほど東に進むと国道１７０号(旧道)の「錦織(高橋)」交差点となります。

「錦織(高橋)」交差点からは大阪府道２０２号森屋狭山線を東に進みます。石川に架かる高橋を渡り、約５００ｍ先の旅館「ふたば別館」手前を左折します(滝谷公園の看板と春日神社の石標が目印)。右手に池を見ながら１００mほど進むと滝谷公園の入口があります。なお、さらに１００ｍほど進むと彼方春日神社の大きな社号標と駐車場がある南側の境内入口となっています。

なお、滝谷公園には専用駐車場は無いようです。

南側から見た滝谷公園

路線バスでは、近鉄長野線「富田林」駅から金剛バスの富田林循環線を利用し「滝谷公園前」バス停で下車すぐ。この路線は「富田林西口」駅前、「川西」駅前も通ります。

注意点として、滝谷不動尊(瀧谷不動明王寺)の縁日が開催される毎月２８日には「滝谷不動」駅から滝谷不動尊までの区間には出店が並び歩行者天国となる通行規制が敷かれます。