【南河内歳時記】毎月28日は瀧谷不動尊の縁日(富田林市)

瀧谷不動尊縁日(毎月28日)

富田林市南部にある瀧谷不動明王寺(たきだにふどうみょうおうじ)は滝谷不動尊(たきだにふどうそん)とも呼ばれる日本三不動のひとつです。山号は瀧谷山で、お寺としての正式な名前は明王寺といいます。

●滝谷不動尊について詳しくは →瀧谷不動明王寺(富田林市) ・日本三不動の一つに数えられる弘法大師縁の不動尊

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
瀧谷不動明王寺(富田林市)

寺伝によると、滝谷不動尊の創建は平安時代の821年(弘仁12年)で、弘法大師が国家の安全と国民の幸せを祈るために開いた道場とされています。古来より「目の神様」や「芽の出る不動様」あるいは「どじょう不動様」などと呼ばれ広く信仰されています。御本尊は毎月8日、18日、28日にご開帳されます。



そんな瀧谷不動尊では、毎月28日を御本尊である瀧谷不動明王のご縁日としています。

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
滝谷不動駅前

毎月28日の縁日には、普段自動車が通る滝谷不動尊と近鉄滝谷不動駅間の約1kmの参道が歩行者天国として開放され、多くの露店が立ち並び、非常に多くの参拝客で賑わいます。

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
臨時のカフェも出現

毎月28日は滝谷不動駅前からすでに縁日モードで、臨時のカフェや露店が出ています。

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
国道170号(旧道)の錦織(高橋)交差点から見た石川方面

駅から少し南に進み踏切を越えると国道170号線の旧道に出ます。ここは車が走っているので信号を守りましょう。石川を渡ると本格的な出店ゾーンとなっています。

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
参道の露店

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
様々な露店

石川を渡ってからの参道は基本的に上り坂で、滝谷不動尊までには滝谷公園や春日神社、大阪初芝学園初芝富田林中学校・高等学校への分かれ道があります。

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
不動尊前

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
旅館もカフェに?

上り坂のピーク前後には旅館などの宿泊施設が立ち並んでいて、さながら南河内随一のリゾートです(個人の感想です)。

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
農機具の露店

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
行列のできる漬物店

参道の露店はたこ焼き、焼きそば、お好み焼きはもちろん、定番の回転焼きやベビーカステラ、野菜、果物、干物、豆菓子、漬物、佃煮、靴、婦人服、文房具、さらに鋤や鍬といった農機具まで売られています。その他にも、パンや雑貨を出張販売している店、猿回しなど見どころたくさんです。

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
もちろん境内も大賑わい

滝谷不動尊では、毎月28日のみ瀧峰大護摩講の修験者によるお護摩祈祷が修行されます。(お護摩は午後3時まで)、また、毎月28日は交通安全の御祈祷はないようです。

●滝谷不動明王寺 公式ホームページ →http://www.takidanifudouson.or.jp/

アクセス

近鉄長野線「滝谷不動」駅から徒歩で東に約1kmです。また、毎月28日の縁日のみ近鉄長野線「富田林」駅から金剛バスが出ているので、「滝谷不動前」行きに乗車し、終点「滝谷不動前」バス停下車すぐです。

瀧谷不動尊縁日(富田林市)
右が滝谷不動、左が駐車場

車で行く場合、毎月28日は8時~17時まで府道202号森屋狭山線の「錦織(高橋)」交差点より滝谷不動尊までの間が車両通行禁止となりますので、通常時の国道170号(旧道)からのルートは使えません。そこで、国道309号線の「板持南」交差点から府道201号線を南下し、1kmちょっと先の「中佐備」交差点を右折し府道202号線へ入ります。そのまま西へ約700mで駐車場(無料)があります。

その他にも、石川河川敷の臨時駐車場(小さめ)や滝谷不動駅周辺のコインパーキング、28日のみ個人の臨時駐車場(有料)も利用できるかと思います。

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