見えてきたビバモール
大阪府堺市美原区黒山を通る国道309号の西側、阪和自動車道の南側では「黒山西土地区画整理事業」が進められ、「(仮称)ビバモール美原南インター」の建設が始まっていると以前の記事でお伝えしましたが、今回は気になる現地の様子を(少しだけ)撮影してきました。写真は2020年(令和2年)12月中旬撮影。
黒山西土地区画整理事業(堺市美原区) |
ここでいう黒山西地区とは、黒山西土地区画整理事業で開発が進んでいる堺市美原区黒山の北寄りの地域で、阪和自動車道の高架下で国道309号と府道36号泉大津美原線の交わる「下黒山」交差点の南西のエリアです。
ここにあったパチンコ店「パラダイス」は2019年(令和元年)8月18日に閉店し取り壊されました。そして、パラダイスの南側にあったカー用品店の「オートバックス 美原店」がパラダイス跡地付近に新築移転し2020年10月16日(金)から営業を始めています。カフェ「はたち」さんはそのまま営業中です。
堺市都市計画マスタープランにおいて黒山地区は美原都市拠点と位置づけられ、複数の商業施設の出店が予定されている「黒山西土地区画整理事業」があり、「(仮称)ららぽーと美原」を中核とした黒山東地区計画と合わせて、堺市の一大プロジェクトとなっています。
2019年(令和元年)5月の記事の段階では、黒山西地区の商業施設エリアには埼玉県さいたま市に本社を置く株式会社ビバホーム(2020年11月10日に株式会社LIXILビバから商号変更)が運営するホームセンター「ビバホーム」や、平川商事(大阪府八尾市)のパチンコ店「アロー」、そして既に新店舗で営業しているオートバックス美原店を配置する計画だったようです。
説明会の案内 |
(仮称)ビバモール美原南インターの地元説明会は2020年12月11日(金)と13日(日)に開催されたようです。その案内に書かれている最新の店舗計画の概要は、大規模小売店舗内の店舗面積の合計が22575㎡、駐車場の収容台数1001台、駐輪場の収容台数1237台、営業時間は最長で6:00~23:00(実際の営業時間ではありません)、駐車場の出入口(自動車)2ヶ所となっています。また、「大規模小売店舗の新設をする日」は2021年(令和3年)7月7日となっていますが、これは開店日とは限りません。
基本的に施設の概要は前回の2020年7月時点の情報とほぼ同じようで、鉄骨3階建ての物販・飲食店舗と、鉄骨平屋建てのロードサイド飲食店舗が建てられるようです。工事期間が2020年6月から2021年9月とすると開店はやはり2021年秋ということになりそうです。
モールに入る店舗はビバホーム以外のテナントは不明ですが、スーパーが入るとの噂がある他、大阪市北区堂島に本社を置く株式会社グラスプが(仮称)ビバモール美原南インター店に医療モール「(仮称)ビバモール美原南インターメディカルゾーン」を出店することになっており、こちらは2021年9月開設予定となっています。
なお、ビバモールは黒山西地区で開発中の敷地の南側のようで、以前の計画通りだとすると北側にパチンコ店ができるのかも知れませんが現時点では不明です。
現地の様子
今回も、前回同様黒山西地区の北東端である「下黒山」交差点から国道309号を南に歩いてみました。現在は、交差点付近からでもすでに建物の建設が始まっている(仮称)ビバモール美原南インターの姿が少し見えます。
(新)オートバックス美原店 |
前述のように、今年の10月16日(金)からパラダイス跡地付近に移転したオートバックス美原店が真新しい店舗で営業しています。こちらの旧店舗は1997年(平成9年)6月にオープンし、敷地面積は3737㎡でした。新店舗の情報を見ると、敷地面積14478㎡で「複合」となっている他、駐車台数も旧78台に対し新678台で「供用」となっていることから、(仮称)ビバモール美原南インターの北側にオートバックスと駐車場を供用する施設ができるのかもしれません。こちらにパチンコ店が出来るのでしょうか。
南東から |
基本的に建設現場は壁で見えませんが、南側の区画道路や公園付近からはメインとなる建物の鉄骨が徐々に組みあがっている状態が見て取れます。
歩道橋から |
国道309号に架かる歩道橋に上ると、建物の位置と規模、おおよその輪郭が見えつつあるように感じられます。そして、カフェはたちさんとその周辺の敷地はやはりそのままのようです。
昨今の社会情勢から予定が変更になる可能性もあるかもしれません。なお、国道309号を挟んで東側(黒山東地区)の「(仮称)ららぽーと美原」建設予定地でも造成工事も始まっているようです。
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