【道の駅探訪】道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市) ・花の文化園にも近い大型道の駅

道の駅 奥河内くろまろの郷

2018年2月訪問
「道の駅 奥河内くろまろの郷」は大阪府河内長野市にある道の駅です。大阪府の南東部、南河内エリアの中でも特に南部の山沿いの地域は奥河内と呼ばれ、歴史と文化、そして自然を感じられる観光スポットが多い地域として近年注目されています。

道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)



奥河内という名称はここ数年でよく耳にするようになりましたが、一般的には大阪府河内長野市南部と千早赤阪村全域にあたり、金剛生駒紀泉国定公園の一部でもある金剛山地・和泉山脈の山麓部を中心としたエリアを指します。

この自然と数多くの歴史・観光スポットをアピールするために注目されたのが「奥河内」という名称でした。ちなみに、国宝・重要文化財数に関しては全国の市町村のうち12番目に多い自治体が河内長野市です。

道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
左が道の駅、右の川を渡ると花の文化園

「奥河内くろまろの郷(おくかわちくろまろのさと)」は、河内長野市高向(たこう)の国道170号線(外環状線)の東に、大阪府立花の文化園や河内長野市立ふるさと歴史学習館(くろまろ館)を含めた観光と産業の活性化の拠点として、2014年(平成26年)11月29日開業しました。
地産地消レストランはこの時点ではまだオープンしておらず、翌年7月2日に開業しました。

当初は地域活性化、休憩施設との位置づけで、道の駅としては2017年(平成29年)4月21日の第47回登録で正式に大阪府内10番目の道の駅として登録され、5月27日に「道の駅 奥河内くろまろの郷」として開駅しました。

施設概要


道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
メインの出入口から

道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
道の駅入口の看板
●24時間利用可能施設
  • 駐車場 300台(大型車9台、普通車286台、身障者用3台、思いやり駐車場2台)
  • 二輪車・自転車 20台
  • 公衆電話
  • トイレ、身障者用トイレ
  • 自動販売機
●施設営業時間
  • JA大阪南農産物直売所「あすかてくるで河内長野店」 9:30~18:00(定休日:毎週木曜、年末年始)
  • 奥河内ビジターセンター/かわちもん物産店 9:00~18:00(定休日:年末年始)
  • むささびパン工房 9:00~18:00(冬季17:00まで)(定休日:年末年始)
  • 地産地消ビュッフェレストラン 奥河内 10:30~L.O 14時頃(入店は13時頃まで/食材がなくなり次第終了 ※年末年始の定休日はビジターセンターに準じます)
道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
あすかてくるで河内長野店

JA大阪南農産物直売所「あすかてくるで河内長野店」では、地元のものを中心に各地の野菜や果物を販売。その他にも花木、苗、種といった農産関連品から弁当、精肉、惣菜、雑貨、さらには南河内のたまごや、お菓子、酒類の販売なども行っています。

道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
南河内の名産品

道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
ビュッフェレストラン奥河内
ビュッフェレストラン奥河内では、河内長野の野菜をメインに地域の食材を丁寧に料理した、おいしくて、からだにやさしい料理を提供。たべることが楽しくなるように、ビュッフェスタイルとシェフのパフォーマンスを取り入れています。夏には気持ちのいいテラス席、冬は期間限定「鉄板やき鍋」などを開催。毎日食材がなくなり次第終了となるので営業時間にご注意ください。

道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
奥河内ビジターセンター
奥河内ビジターセンターでは、様々な体験プログラムやカフェイベントを開催している他、河内長野の特産品などの販売、交流・観光・産業の情報も発信。南河内のお土産を探すには最適です。

イートイン可能な「むささびパン工房 + cafe」工房では、ピザをはじめ天然酵母を使ったパンやケーキ、河内長野の旬の素材を活かしたジュースやスープも楽しめます。

道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
いもむし公園

ビジターセンターの東側には遊具のあるいもむし公園があります。

道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
高向玄理公顕彰碑

また、いもむし公園の隣には「道の駅 奥河内くろまろの郷」という名称の由来となった高向玄理(たかむこ の くろまろ、生年不詳 - 654年(白雉5年))の顕彰碑があります。高向玄理は、飛鳥時代の学者で名は黒麻呂とも。遣隋使として中国にも留学したとされる人物(藤井寺市の公式キャラ「まなりくん」のモデルとなった井真成(いのまなり)の先輩?)で、玄理をモデルにしたマスコットの「くろまろくん」も作られ、市立ふるさと歴史学習館の愛称「くろまろ館」にも使用されています。
なお、当道の駅の住所は河内長野市高向で「たこう」と読むそうです。

道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
宮の下遺跡で検出された井戸(復元)

さらに顕彰碑の隣には、付近の平安時代から室町時代の集落遺跡である宮の下遺跡で検出された井戸が復元されています。

道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
電気自動車(EV)の充電設備

2018年(平成30年)2月19日(月)より、くろまろの郷駐車場東側(バス停寄り)に設置された電気自動車用の充電スタンドが運用を開始しました。


●道の駅奥河内くろまろの郷 公式 →http://www.kuromaro.com/index.html

道の駅周辺


道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
道の駅周辺の案内図

くろまろの郷の東には石川が流れ、橋を渡ると大阪府立花の文化園、河内長野市立ふるさと歴史学習館(くろまろ館)、森のサテライト木根館-kinkonkan-河内長野市立林業総合センターがあるので、道の駅に車を停めて散策するのも良いでしょう。
また、南西に100mほどの距離には高向神社(たこうじんじゃ)があります。

●大阪府立 花の文化園 公式→http://gfc-osaka.com/

●河内長野市立ふるさと歴史学習館 →http://www.city.kawachinagano.lg.jp/kakuka/syougaigakusyuu/furusato/gyoumu/gakusyuukan/index.html

●河内長野市立林業総合センター 木根館(きんこんかん) →http://sinrin.org/kinkonkan/

アクセス

国道170号線(外環)の「文化園口」交差点を大阪市内や富田林方面からは左折、泉佐野や和泉方面からは右折します。一つ目の信号を直進し400mほど進んで左に曲がると少し先の左手に入口が見えます。

道の駅 奥河内くろまろの郷(河内長野市)
道の駅 奥河内くろまろの郷バス停

公共交通機関では、南海高野線、または近鉄長野線の河内長野駅から南海バスに乗車し、「奥河内くろまろの郷」バス停下車。また、同じく河内長野駅から出ている日野・滝畑コミュニティバスも「奥河内くろまろの郷」バス停に停まります。

●南海バス 路線図・運賃表 →http://www.nankaibus.jp/rosen/rosenzu.html

●日野・滝畑コミュニティバス →http://www.city.kawachinagano.lg.jp/kurashi/doro_kotsu/community_bus.html

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