道の駅 青洲の里
「道の駅 青洲の里(せいしゅうのさと)」は和歌山県紀の川市西野山にある道の駅です。紀の川市道西野山平山線に設置された道の駅で、設置者は紀の川市となっています。2015年(平成27年)11月5日に道の駅として登録されました。
その所在地は紀の川市の東端で、大台ヶ原を源流とし、金剛山や和泉山脈の南側を西流して紀伊水道に注ぐ紀の川右岸(北)の丘の上となっています。南には国道24号やJR和歌山線、北には京奈和自動車道が東西に走っています。
道の駅 青洲の里(紀の川市) |
世界初の全身麻酔手術を成功させるなど、世界の医学史に名を残し医聖とも称される華岡青洲(はなおかせいしゅう)の名を冠した道の駅で、駅内にはその偉業を顕彰する展示室がある他、青洲の住居兼診療所・医学校である「春林軒」など青洲にちなんだ施設が多数隣接しています。
建築家、黒川紀章氏設計の博物館「フラワーヒルミュージアム」を中心として、土産物などを買える物産販売施や農産物直売所がある他、レストランでは紀の川市が進める食育の拠点として、地元で生産された四季折々の食材を活用した料理をバイキング形式で楽しめます。また、レンタサイクルには電動アシスト自転車を導入しています。
施設概要
●24時間利用可能施設
- 駐車場 54台(大型車4台、普通車48台、身障者用2台)
- 公衆電話
- トイレ、身障者用トイレ
- 自動販売機
- 電気自動車(EV)充電スタンド
内側から見た出入口ゲート |
●施設(定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始)
●フラワーヒルミュージアム
- 展示室
- レストラン「華(HANA)」(※かつてはパン工房「ヒルベーカリー」というパン屋さんもあったようです。)
- 多目的ホール
●春林軒
●華岡青洲顕彰記念公園
●ふれあい農園:薬草園や花壇があり散策も可(敷地面積は13157㎡。所要約1時間)。
華岡青洲像と石碑 |
華岡青洲は麻酔薬「通仙散(つうせんさん)」を発明し、世界で初めて全身麻酔による乳ガン摘出手術に成功した外科医です。
フラワーヒルミュージアム |
道の駅青洲の里の中心施設ともいえるフラワーヒル(華岡?)ミュージアムは、建築家として有名な故黒川紀章氏により設計されたユニークなデザインの建物で、そのモチーフは麻酔薬の原料の一つとなった薬草、秘曼陀羅華(マンダラゲ)だそうです。
フラワーヒルミュージアム |
フラワーヒルミュージアムの中には、華岡青洲が実際に使用した手術道具などの遺品や記録を見学できる展示室やふるさと物産ショップ、健康創造をテーマとした野菜料理のバイキングレストラン「華」があります。レストランは78席あり、そのうち28席が南側にあるテラス席で、そのテラス席からは紀の川の対岸に連なる山並みや斜面下のふれあい農園などの素晴らしい景色を眺めることが出来ます。
博物館の下はふれあい公園 |
※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策などのため、営業日や営業時間が変更されている可能性上がるので最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。
●公式ホームページ 華岡青洲顕彰施設 青洲の里へようこそ! →http://seishu.sakura.ne.jp/
●道の駅公式ホームページ 青洲の里 →https://www.michi-no-eki.jp/stations/view/9745
道の駅青洲の里周辺には、すぐ東に華岡青洲の住居兼診療所だった春林軒(主屋と蔵は青洲の時代の建物)が、道路を挟んだ北側には華岡青洲顕彰記念公園や華岡家墓地(華岡青洲の墓)が、少し南には名手八幡神社
アクセス
京奈和自動車道「紀の川東I.C」を降りて約10分「紀の川東I.C入口」交差点を左折し県道を道なりに東へ。約2.4km先の和歌山県道127号中尾名手市場線との交差点を右に曲がり、南に約500m進んで「道の駅 青洲の里」と「県立高等看護学院」の標識のある交差点を左折すると、200mほど先に道の駅があります。
大阪府方面からは、国道170号(外環状線)「大野町北」交差点から南に入り、国道480号を鍋谷トンネルなどを経由して約16km先の交差点を右折して県道126号粉河那賀線に入り約1.3km進み、県道127号との交差点を左に曲がると後は上記と同じです。
アクセスマップ |
国道24号「小島」交差点からは北へ約750m進み「道の駅 青洲の里」と「県立高等看護学院」の標識のある交差点を右折し200mほど進むと右手に道の駅があります。
JR「名手」駅前などを通る紀の川市地域巡回バスの「青洲の里前」バス停が県道127号にあり、バス停から少し南の交差点を東に200mほど歩くと道の駅が見えて来ます。
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