【大阪探訪】大阪市立美術館(大阪市天王寺区) ・昭和初期の建物と日本庭園

大阪市立美術館

大阪市立美術館は、大阪市天王寺区茶臼山町にある美術館です。大阪市の南の玄関口、天王寺・阿倍野エリアを代表する観光と憩いのスポットである天王寺公園内にあり、昭和初期の重厚な建物が目を引きます。

大阪市立美術館(大阪市天王寺区)
大阪市立美術館(大阪市天王寺区)

天王寺公園は、当美術館の他に2015年(平成27年)にオープンしたエントランスエリア「てんしば」をはじめ、大阪市天王寺動物園や植物温室、日本庭園の慶沢園、そして茶臼山古墳までも擁する都市公園であり、歴史スポットでもあります。



概要

1903年(明治36年)に第5回内国勧業博覧会が大阪で開かれましたが、1909年(明治42年)に会場跡地の東側を公園として整備して「天王寺公園」が開園しました。大阪市立美術館は1936年(昭和11年)に開業しますが、この場所はもともと住友家の庭園付きの本邸だったものを美術館建設を目的に大阪市に寄贈されたという経緯があります。なお、その時の庭園は「慶沢園」といい、現在も美術館の東側にあり散策することができます。

美術館の内部は、設立当初の本館と、1992年(平成4年)に新設された地下展覧会室と合わせて地上3階、地下2階からなっており、所蔵品は日本や中国の絵画・彫刻・工芸などが8500点以上、そして社寺などから寄託された作品も多数あります。これらの作品には国宝や重要文化財に指定された作品も多く含まれていて、本館陳列室では特別展覧会や常設展示が開催されています。

本館地下には1946年(昭和21年)に創設された美術研究所もあり、素描、絵画、彫塑の実技研究が行われています。

美術館

大阪市立美術館本館の建物は、1927年(昭和2年)から建設がすすめられましたが、世界恐慌の影響で工事が中断したこともあり、完成したのは1936年(昭和11年)でした。鉄骨鉄筋コンクリート構造で、開館当初は地上3階、地下1階でした。

大阪市立美術館(大阪市天王寺区)
正面

美術館本館は高台の上にあり、天王寺動物園を見下ろすように西向きに建っています。

大阪市立美術館(大阪市天王寺区)
動物園・新世界方面を望む

正面玄関の前からは動物園、阪神高速、そしてやや右寄りに新世界の通天閣が見えます。この正面階段を下ると、動物園の上を通って新世界まで歩いて行けます。

大阪市立美術館(大阪市天王寺区)
茶臼山方面

美術館正面に向かって左手には茶臼山古墳の緑が見えます。

大阪市立美術館(大阪市天王寺区)
美術館とあべのハルカス

逆に右手を見ると、レトロな美術館の建物の向こうに現代的な高層ビル「あべのハルカス」が顔をのぞかせています。

大阪市立美術館(大阪市天王寺区)
銀杏の紅葉も美しい南面

正面に向かって右手(南側・てんしば側)から本館の裏手(東)に進むと、日本庭園の慶沢園があります。

大阪市立美術館(大阪市天王寺区)
エントランスホール

建物内部もレトロで重厚な感じです。

大阪市立美術館(大阪市天王寺区)
2階より

なお、美術館の建物は第二次世界大戦中の1942年(昭和17年)には陸軍に接収され、戦争末期には高射第3師団の司令部が置かれた他、終戦後から1947年(昭和22年)までは占領軍により接収されていたため活動休止を余儀なくされていたそうです。

●大阪市立美術館 公式サイト →https://www.osaka-art-museum.jp/

アクセス

鉄道では、JR大阪環状線・関西本線・阪和線各線、Osaka Metro(地下鉄)御堂筋線・谷町線の「天王寺」駅または、近鉄南大阪線「大阪阿部野橋」駅、阪堺電気軌道上町線「天王寺駅前」駅より北西に500m前後。

駐車場は府道30号大阪和泉泉南線(谷町筋)の「天王寺駅前」交差点から西に約300mの天王寺公園地下駐車場か、同交差点から約450m北の天王寺公園茶臼山エントランス駐車場などが近いです。

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