【イベント】河南町大ヶ塚の八朔市(河南町) ・2019年(令和元年)の開催日は?

大ヶ塚の八朔市

大阪府南河内郡河南町で毎年開催されている伝統の「八朔市(はっさくいち)」の季節が今年も迫ってきました。

八朔市が開かれる大ヶ塚(だいがつか)のある河南町と周辺の太子町、千早赤阪村、富田林市周辺をはじめとして南河内人なら知っている人も多いと思われるこの行事。今年も夏真っ盛りの時期になって、大ヶ塚周辺には八朔市の告知看板が取り付けられています。

●昨年の八朔市の様子はこちら →2018年(平成30年)大ヶ塚の八朔市(河南町)

2019年(令和元年) 大ヶ塚八朔市の案内
2019年(令和元年)八朔市の案内

八朔市とは?

そもそも八朔とは「八月朔日」の略ですが、その「朔(さく)」とはいわゆる新月のことで旧暦では新月になる日を月の初めとしました。つまり「朔日」は毎月1日のことで「さくじつ」または「ついたち」と読みます。ちなみに「ついたち」は「月立ち(つきたち)」からきているそうです。

昔はそんな「八月朔日」に朝廷や幕府で重要な儀式が行われていました。一般の人々の間でも同様で、特に農家の間では天災に遭わずに作物が実る、五穀豊穣を祈り祈願する行事が各地で行われるようになりました。かつてこの辺りの農家の人々には夏至から11日目の半夏生(はんげしょう・はげっしょ)からこの日までは「昼寝」習慣があったそうですが、八朔市の後は秋の収穫に向けてまた忙しくなったそうです。



河南町大ヶ塚にある浄土真宗本願寺派のお寺、近松山顕証寺(けんしょうじ)を中心として行われるのが八朔市です。大ヶ塚は富田林中心部と同様にお寺を中心に発展した高台の上の寺内町で400年ほどの歴史があり、式内社「壹須何神社(壱須何神社、一須賀神社とも)」も鎮座しています。

顕証寺と寺内町には「八朔法要」と「八朔市」が伝統行事として伝わっています。 元禄の頃(1688年~1704年)に、皇室から下賜された灯籠人形を本堂に飾ったところ、人々が次々に拝観に訪れたため、顕証寺周辺には自然と出店も集まるようになり、その後村人と大ヶ塚の三寺院(顕証寺・大念寺・善正寺)により賑やかな八朔市が形成されていったそうです。

日時

旧暦の8月1日は新暦では8月25日ごろから9月23日頃までを移動すしますので、現在の大ヶ塚の八朔市は9月の第一土曜、日曜日ごろに開催され、今でも毎年多くの出店が並びます。

というわけで、今年2019年(令和元年)の八朔市の日程は以下のとおりです。

日時:2019年(令和元年)8月31日(土)

~1日(日)22:00頃?


場所:大ヶ塚 顕證寺(顕証寺)周辺


2019年(令和元年) 大ヶ塚八朔市の案内
顕証寺

アクセス

公共交通機関で大ヶ塚へ行くには近鉄長野線「富田林」駅から金剛バスに乗車し「大ヶ塚」バス停下車、東へ歩いて坂を上るとすぐです。

2019年(令和元年) 大ヶ塚八朔市の案内
2018年(平成30年)の様子

車で富田林方面からは、金剛大橋を渡りすぐ左折し府道33号を道なりにスーパー万代前を過ぎると突き当たりが「大ヶ塚」交差点です。太子町方面からは府道27号で大阪芸術大学前を通過し700mほど南下すると、左手に大ヶ塚の高台が見えます。寺内町内は狭い道も多く当日は通行止めになる所もあるので周辺に開設される臨時駐車場を利用してください。

昨年もJA大阪南石川支店の駐車場や、石川公園など数か所の臨時駐車場がありました。詳しくは昨年の記事をご覧ください。

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