大阪 中之島公園 バラ園 2017年春(初夏)のバラが見ごろです

まさに都会のオアシス 中之島バラ園


 大阪の観光名所で有名な中之島公会堂や大阪市庁舎がある中之島は大阪の北の玄関口梅田から少し南にあり、堂島川と土佐堀川に挟まれた細長い中州です。その中之島の東よりには中之島公園があり、バラ園はその真ん中辺りに位置していて東西約500m、面積は約13000平方メートルを誇ります。

大阪市中央公会堂
大阪市中央公会堂

 中之島公園のバラ園は、大阪市営のバラ園では最多の約310品種、およそ3700株が植えられていて、見頃はだいたい5月中旬から6月上旬と10月中旬から11月上旬で、公園は入場無料で常時開園しています。

中之島公園 ばらの小径の入口
ばらの小径入口の門柱

 メインは難波橋(なにわばし、別名ライオン橋)から阪神高速1号環状線の間のバラ園ですが、公会堂の向かい、鉾流橋(ほこながしばし)のそばに入口のある「ばらの小径」からの順路がおすすめです。

中之島公園 ばらの小径
堂島川を背景に。

 ばらの小径をぬけ、難波橋をくぐるとバラ園に入ります。バラ園は水路で東西に別れていて、その間を「ばらぞの橋」がつないでいます。

中之島公園 ばらの小径

  園内中央には1800年代から現代までのバラの流行の歴史が分かる「パッチワーク花壇」があります。大きく分けるとバラにはオールドローズとモダンローズ(現代バラ)の2つの分類がり、ここにあるのはモダンローズだそうです。モダンローズとはいわゆる「普通の薔薇」で、現在花屋さんなどで見られるのはほぼモダンローズだそうです。

中之島公園 バラ園のラバーダック
中之島公園バラ園ではイベントが行われることも(写真は2015年のラバーダック)。 

アクセス

 公共交通機関がおすすめで、最も近いのが京阪なにわ橋駅でこれは前述のばらの小径のすぐ下です。
 御堂筋辺りから大阪市役所、大阪府立中之島図書館、大阪市中央公会堂などの建物を見ながらばらの小径、バラ園へと向かうなら地下鉄御堂筋線または、京阪本線の淀屋橋駅、あるいは京阪中之島線の大江橋駅で下車。地下鉄堺筋線、京阪本線の北浜駅からも難波橋を渡るとすぐです。
 中之島公園には駐車場がないので、車で行く場合は堂島川の北、西天満付近か、土佐堀川の南、北浜エリアでコインパーキングを利用することになりますが料金設定は高めのところが多いようです。
 自転車、バイクの場合は京阪なにわ橋駅側に地下駐輪場があります(2017年5月現在最初の1時間無料)。

大阪市中之島 鉾流橋から見た水晶橋
堂島川にかかる鉾流橋より水晶橋を望む。

中之島バラ園周辺のお出かけスポット


 中之島公園内にもカフェやレストランがあり島から出なくても楽しめますが、せっかくなのでバラ園見学に合わせて行っておきたい周辺のスポットをいくつかご紹介します。
 
 まず、ばらの小径に隣接する大阪市立東洋陶磁美術館があり、その南には中之島水上劇場(野外劇場)があります。陶磁美術館から道を挟んで西隣りには大阪中央公会堂があり、そのまま西に進むと大阪府立中之島図書館、大阪市役所とレトロで重厚な建物が並び、御堂筋(淀屋橋・大江橋)に出ます。
 また、中之島公園の中央から橋自体もレトロな難波橋(ライオン橋)を南に渡ると北浜1交差点に出ますが、南東にある大阪取引所の前にはNHKの朝ドラでも注目された五代友厚像が、北浜2交差点から南に行けば緒方洪庵の適塾もあります。
 北浜エリアは金融街ですが、土佐堀川沿いなど周辺にはお洒落なカフェなども増えましたし、少し南に行けば五感(GOKAN)北浜本館をはじめ、有名なスイーツのお店もあります。
 難波橋を北に渡ると西天満エリアで堺筋を進むと南森町や天神橋筋にも行けます。


大阪取引所前の五代友厚像
大阪取引所前の五代友厚像



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