解禁!イカナゴ漁!
関西、特に神戸や明石、淡路島を中心としたエリアで春告魚(はるつげうお)と言えば、今や全国的にも有名になった「いかなごの釘煮」の原料である「いかなご」でしょう。
釘煮に使われる新子(いかなごの幼魚)漁の解禁日は大阪湾で3月7日(火)だったのですでに新聞やニュースで取り上げられてましたね。
「いかなご」とは
そもそも「いかなご」とは…漢字で書くと「玉筋魚」と書きます。日本全国に生息している魚と言うことで地方によって、サイズによって、加工度合いによって様々な呼び名があります。よく聞くところでは「かますご」「こうなご(小女子)」「かなぎ」などではないでしょうか。
こちら関西では幼魚を「しんこ(新子)」、成魚を「かますご」や「ふるせ」などと呼びますが、「しんこ」は生や釘煮、または「かなぎチリメン」にして、「かますご」はボイルで売られることが多いです。なお、この魚は成長すると20cmぐらいまで大きくなるようです。
名物釘煮
やはり「いかなご」が毎年春に話題になるのは家庭で釘煮を作るために漁の解禁とともに買い求める行列があるから、と言うのが大きいと思いますが、この釘煮という料理は佃煮の一種で、生の「しんこ」を醤油、砂糖、味醂、生姜などで水分が無くなるまで炊き込むものですが、完成したものが錆びた釘のようにも見えることから「釘煮」と呼ばれるようです。熱々ご飯にピッタリ!ちなみに「くぎ煮」は(株)伍魚福の登録商標です。
この釘煮は神戸発祥といわれ、周辺の淡路、播磨、阪神地区の沿岸地域の郷土料理として各家庭ごとに様々にアレンジされたオリジナルレシピがあり、本場では何キロも作って全国の親戚や友人に送ります。このような釘煮が全国に広まるきっかけは阪神淡路大震災だったそうです。
今年も不漁?のいかなご漁
気になるのが近年の漁獲量の減少とそれにともなう価格高騰です。以前は2月後半に解禁されていた漁も資源量の減少から解禁日を遅らせて漁期を短くしているようで、去年と今年は3月7日になりました。ちなみにこの解禁日は大安の日が選ばれることがおおいとか。
気になる今年の傾向は…やはり去年同様の不漁が見込まれるそうで、神戸新聞によると初日の垂水漁港では初値が1籠(25kg)で7万円と平年の3倍近い高値になり、店頭価格も去年が1kg約2500円のところ、今年は4000前後となったようです。今後、価格は落ち着いてくる見通しですが数年前までの1kg980円までは下がらないでしょう。
「生いかなご」は鮮度が命なので、午前中に水揚げしたものを当日中に売り切ってしまうのが基本です。漁港から離れたスーパーなどには午後にやっと到着するので売れ残りそうな店では早めに見切り価格になると思われます。しかし偶然安くなった「いかなご」を発見しても釘煮を作る時間があるとは限りませんね(笑)
大阪府産いかなごもやはり高値です。 |
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