八朔市とは?
八朔市が開かれる大ヶ塚のある河南町と周辺の太子町、千早赤阪村、富田林市に長く住んでいる人なら知っている人も多いと思われるこの行事。今年もポスターを見かける時期になりました...ってもう今週末ですね。
そもそも八朔とは「八月朔日」の略ですが、その「朔(さく)」とはいわゆる新月のことで旧暦では新月になる日を月の初めとしました。つまり「朔日」は毎月1日のことで「さくじつ」または「ついたち」と読みます。ちなみに「ついたち」は「月立ち(つきたち)」からきているそうです。
2017年(平成29年)河南町大ヶ塚八朔市の案内 |
昔はそんな「八月朔日」に朝廷や幕府で重要な儀式が行われていました。一般の人々の間でも同様で、特に農家の間では天災に遭わずに作物が実る、五穀豊穣を祈り祈願する行事が各地で行われるようになりました。
南河内の前出の地域では河南町大ヶ塚にある浄土真宗本願寺派のお寺、近松山顕証寺(けんしょうじ)で行われる八朔市があります。大ヶ塚は富田林中心部と同様にお寺を中心に発展した寺内町で「八朔法要」(はっさくほうよう)と「八朔市」が伝統行事として顕証寺と寺内町に伝わっています。
旧暦の8月1日は新暦では8月25日ごろから9月23日ごろまでを移動すしますので、現在の大ヶ塚の八朔市は9月の第一土曜、日曜日に開催され、毎年多くの出店が並びます。
というわけで、今年(2017年)の大ヶ塚八朔市は
9月2日(土)、3日(日)
午後1時~の予定です。
アクセス
大ヶ塚へは近鉄長野線富田林駅から金剛バスの大ヶ塚バス停下車、東へ歩いてすぐ。車では府道27号線、府道33号線の「大ヶ塚」交差点へ向かいますが、寺内町内は狭い道も多いので、周辺で当日の臨時駐車場を利用すると良いと思われます。
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